果し合い



以下のチェックに僕は全てあてはまる。

□ 団鬼六の書く将棋(というか小池重明)が好きだ。
□ 団鬼六が書くきりきりとした男たちの生活が好きだ。
□ 団鬼六のSM小説は未読だ。

学校の教諭やってたり、官能小説書いたり、将棋にまつわる随筆やルポみたいなのを書いたり、この方は相当に多面性のある人間だと思う。
わてくしもこういう先生とかに俺も授業を受けてみたいですよ。あ、女子高の先生だったんですね。じゃあかなり難しいですね。
小池重明の対決が悼尾として本書を飾っているのだけれども、戦法研究が進んだ現代から見ると、200手超の対局というのはやはり異常であり、さらに盤上をカマイタチやら魔剣やら訳の分からない戦法名が飛び交っているというのはやはり男の世界である(なんかこのあたりフェミニズム的にまずそうな発言ですが)。
まあ、今のプロ棋士の間でも藤井システムやら素人にはよく分からない用語が飛び交っているようなので、それほど大差ないのかもしれない。将棋とは日本人男子にとって最高の知的な児戯なのであろう。



余談。団鬼六さんの公式サイトすげー。ちょうすげー。