カキタタフォーエバー
他大に通う友人から「同じクラス(仏文)に凄い文学とか読んでる子がいるんだけれど、塩味と気があうんじゃない? 紹介するよ」とか言われました。違う、俺が読んでるのはエンタメとブンガクだけで文学ではない。気づけ、お前。
ということでちょっと強化月刊発動。犯せバタイユ、屠れデリダ。
- 作者: ジャック・デリダ,若桑毅
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1977/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 19回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
はい挫折ー。デリダ先生ごめんなさい。東のおじさんが書いた本あたりから入り直してきます。
- 作者: バタイユ,中条省平
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 58回
- この商品を含むブログ (108件) を見る
どうでもいいけれど「眼球の話」より「眼球譚」の方が訳語として格好いいと思うぞ。
僕は筒井康隆をアナーキストの一形態として見ているのですが、バタイユはそれに近いかなと。
文体の硬軟の違いとかはありますが、規(あるいは法、あるいは則)の越境が作品の根底にあるように思えるからです。そして両方ともエロスとタナトスという概念を近づけていく、あるいはそもそもこの両者は近接しているだけであるがままにそれを描き出しているだけなのだという素振りが感じられるからです。
でも、セックスの最中にヘーゲルとか絶対知とか考え出すおとこのひとって……*1