カキタタフォーエバー

他大に通う友人から「同じクラス(仏文)に凄い文学とか読んでる子がいるんだけれど、塩味と気があうんじゃない? 紹介するよ」とか言われました。違う、俺が読んでるのはエンタメとブンガクだけで文学ではない。気づけ、お前。

ということでちょっと強化月刊発動。犯せバタイユ、屠れデリダ

エクリチュールと差異 上 (叢書・ウニベルシタス)

エクリチュールと差異 上 (叢書・ウニベルシタス)

はい挫折ー。デリダ先生ごめんなさい。東のおじさんが書いた本あたりから入り直してきます。

マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)

マダム・エドワルダ/目玉の話 (光文社古典新訳文庫)

どうでもいいけれど「眼球の話」より「眼球譚」の方が訳語として格好いいと思うぞ。
僕は筒井康隆アナーキストの一形態として見ているのですが、バタイユはそれに近いかなと。
文体の硬軟の違いとかはありますが、規(あるいは法、あるいは則)の越境が作品の根底にあるように思えるからです。そして両方ともエロスとタナトスという概念を近づけていく、あるいはそもそもこの両者は近接しているだけであるがままにそれを描き出しているだけなのだという素振りが感じられるからです。
でも、セックスの最中にヘーゲルとか絶対知とか考え出すおとこのひとって……*1