できねえよ
取りあえず原稿作成完了。あと30枚あったらちゃんとまとまったかも・・・。
まあその辺は偏に自分の技術の不足によるもんなので仕方ないのです。
筋肉痛が治まったのでうでたてとふきん開始。早く膝が治らないかなあ。
- 作者: 中島敦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1994/07/18
- メディア: 文庫
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中学以来の再読。
悟浄出世を換骨奪胎したライトノベルとかって世の中に無数に溢れてるんじゃないでしょうか。
既成の物語の枠に乗っける時「悟空のような天才に幾分嫉妬混じりの感情を覚える悟浄」のような構図は極めて“扱いやすい”人物配置のように思えます。悟浄的な葛藤を適当な方向に転がしてやると、例えばハリポタにおけるジェームズを裏切ったペティグリューのような構造の団子になって坂の下に行き着くわけでして。
まあ、ワームテイルさんがそこまで思索型の人間かと問われると首肯しかねるわけですけれど。
自分なんかも人と話すのが苦手なので、狷介にして人を容れなくなっていく中島作品の主人公たちの気持ちは分かるんですが、まああれですよね。あれ。孤独になるとしても名人伝における弓のように、何かの極意を会得してから孤独になりたいですよね。半端者だと虎になっちゃいますし。